白い葉の正体。2009/05/28 07時19分

これからの季節、深緑色の薮の中に蝶の群れような白い葉が見えれば、たぶんそれはマタタビの葉っぱだ。

ネコが大喜びをすると言う、あのマタタビである。


マタタビは花の咲くこの時期に、一部の葉が真っ白に変化する。

どうやら花粉を運ぶ昆虫に対して目立つようにということであるが、確かに真っ白の葉は花よりも目立つ。


マタタビは道路沿いなどにたくさん生育しているのだが、実がなるのをみることは意外と少ない。

雄株と雌株が近くにあるなど、ちょっとした条件が整わないと結実できないのだそうだ。

ちなみにキウイフルーツもマタタビの仲間。

やはり栽培する時は雄株と雌株を植えないと実がならない。(雌雄異株だからあたりまえか。。)



さて、マタタビの葉がどうやって白くなるのかと思い、白化した葉を裏返してみると、何とキレイな緑色。

葉緑素が抜けて真っ白になるというわけではなく、表面に薄皮ができているような感じだ。

この白い葉、不思議なことに花の時期が終わるとまた緑色にもどるそうな。

目立つ必要がなくなるということなんだろう。

大事な時期だけ花と葉の共同作業で自己PRなんて、なかなかがんばるね、マタタビ。

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