ブナの広場、いま昔。 ― 2011/08/17 21時29分
先週末は大分と宮崎の県境に位置する「ブナの広場」と呼ばれるところに行った。
この辺りは標高が高く、車道から30分ほど山を登るとブナの群落にたどり着く。
上の写真は1994年6月10日発行(株)山と渓谷社「分県登山ガイド宮崎県の山」に掲載の写真。
そして、こちらが同じ場所、現在の様子。
20年ほど前に生い茂っていたと思われるササは全て消失し、大きなブナの主幹も上部でポッキリと折れて、無惨に転がっている。
ササは数十年に一度花を咲かせて種を作り、いっせいに枯れると言われているが、世代交代であれば少しくらい発芽してるはずだけど、、、皆無。
この辺りではシカが増えてしまったため、ササをはじめとする下層植生が食べ尽くされてしまったことが原因なのかもしれない。
ササがなくなると土壌が乾燥してブナなんかにも支障が出て、いずれは枯れてしまう。
ついでに温暖化も進めば、近い将来、九州のブナの森なくなってしまうかもしれない。。
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