陶製六一〇ハップ。2009/04/07 06時54分

陶製六一〇ハップ。
六一〇と書いて「ムトウ」と読ませる。

武藤鉦製薬という会社が1927年から発売した液体の入浴剤「六一〇ハップ」の陶製瓶である。

歴史ある入浴剤なのであるが、「諸処の事情」により昨年くらいに発売自粛、生産終了、会社も操業停止となってしまったそうだ。

自分は使ったことはないのだが、六一〇ハップにはけっこうコアなファンがいたようで、生産終了となって以降も復活を期待する声があるようだ。

「諸処の事情」には会社側の落ち度は特に無いと思われ、とてもはた迷惑な「諸処の事情」なんである。

ちなみに「ハップ」とは「ハッピー」に由来するそうで、湿布のようなパップ剤とは関係ない。

同じような製品で「草津温泉ハップ」というのが何年か前に某有名天然白濁温泉に用いられていたことが発覚し、話題になったのを覚えている。。

こちらの「ハップ」はスペイン語で浴剤を意味する「HAP」に由来するとか??

もう、意味わからん。。


陶製の瓶には白地に緑っぽい釉薬がかけてあるようで、なんだか深みのあるいい感じ。

大きくヒビが入っているのが残念だが、とてもかわいらしい瓶で気に入っている。

ヒビの部分に黒いカビが発生しているのだが、漂白剤かカビキラーなんかで白くなるだろうか。。


側面下には「G170」と記されている。

容量はおおむね1合、180ccで、若干比重が大きいため170グラムだったのではないかと想像する。


底面には「610HAP」。

なぜか「HAP」がやけにワイルドなフォント。

統制番号と言うヤツは無く、いつ頃のモノなんだろか??

コメント

_ Shige ― 2009年04月07日 20時09分37秒

いやぁ~!!
コレは初めて見ました。
HAPのロゴが何ともワイルドですね~!!
雰囲気としては戦後でしょうか?
それとも???

_ じょり ― 2009年04月08日 20時55分12秒

これも先日の神薬、目薬ハケで見つけました。
やっぱ戦後っぽいですね〜。
昭和30年代くらい??

もうここのハケは打ち止めのようです。
GWに向けてまた新しいハケを探さないと。。

_ じょり ― 2009年04月08日 22時35分09秒

まちがいまちがい。
比重大なら180ccで180グラム以上だな。。
そうなると「G170」は中途半端な数字と言える。
グラムじゃないのかな??

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