花を食う。2009/03/02 19時59分


畑に咲く野菜の花。

正確に言うと花ではなくつぼみなのだが、これをただ指をくわえて鑑賞するだけではもったいない。

どうせなら年に一度の春の味覚として食べなければ、一人前の食通とは言えない、のかどうか。。


今回収穫して食べてみた花はハクサイ、ミズナ、コマツナ、チンゲンサイ、菜の花、ブロッコリー。

すべてアブラナ科で、申し合わせたようにこの時期一斉に苔立ち(とうだち)するのだ。


 

ブロッコリーは花(つぼみ)を食べる野菜として常に王道をゆく野菜である。

我が家の畑のものではだいぶん前から収穫をしていたのだが、まだ側花蕾がどんどん生えてきている。

八百屋で売っている大きなブロッコリーは頂花蕾(ちょうからい)といって、真ん中に1個だけできるのであるが、頂花蕾の収穫後は脇から側花蕾(そくからい)という小さなブロッコリーがたくさん生えてくるのだ。

ミズナ、コマツナ、チンゲンサイは収穫せずに放置していたもの、ハクサイは結球せずに大きくなってしまったものから花芽がでた。


料理は簡単、熱湯でシャブシャブと茹でて、冷水で冷やす。

決して茹ですぎないのが唯一にして絶対のポイントである。。


 

結論として、みなそれなりにおいしくいただけた。

特におすすめはハクサイとミズナだろうか。

ハクサイは花芽が大きく食べごたえがあり、歯ごたえはモッチリしている。

もう少し苦みがあってもいいと思うが、これはこれでかなりいける。。

ミズナは小さいくて細いが、程よい苦みとシャキシャキした食感がとてもよい。

この2種類、こんなに美味であるのに、なぜ市場に出回らないのだろう。

一儲けできるんでないか??