ワニグチモダマ。2009/01/22 20時53分

奄美大島ではワニグチモダマのマメの漂着は多く、先日のマメ拾いの旅では40個近く見つけることができた。

ワニグチモダマはジオクレア属のマメとちがって、表面がカサついていて安っぽい感じだが、よく言うと「素朴」な感じで大好きなマメだ。

 

マメの生命力は強く、漂着したマメに傷をつけて植えてやると、1週間ほどで発芽する。

 

奄美に住んでいた2年前の春にも、海岸で拾ったワニグチモダマのマメを自宅に植えてみた。

無事発芽して、夏は盛んに成長したのだが、冬になると寒さで葉を全部落としてしまった。

暖かくなって復活することを楽しみにしていたのけど、転勤で島を出たため、その後どうなったのか、気になっていたのである。。

先日の奄美旅行では無事復活を確認!!

 

以前のようにアカギに絡み付いて、たくさんの葉を広げていた。

ツルも太くなって、根元は親指くらいの太さになっている。
植木鉢に植えたのに、誰にも世話されることなくよくがんばったもんだ。

たぶん根っこは植木鉢を突き通して、地面にのびてるのだろう。

この調子でいずれ花を咲かせてほしい。

ワニグチモダマは日本では八重山諸島や小笠原に分布する。

近年では奄美諸島の徳之島でも漂着自生が確認されているが、奄美大島では見つかっていない。

自生ではないけど、今のところおそらく奄美大島唯一のワニグチモダマの株じゃないかな。。

温暖化の影響もあるし、今後海岸付近にワニグチモダマの自生が確認される日が来るかもしれない。。