タシロマメのサヤ。2009/07/13 06時12分

タシロマメのサヤ。
先日タシロマメのサヤを見る機会があった。

タシロマメは別名タイヘイヨウテツボクとも呼ばれ、八重山諸島や太平洋諸島なんかに分布する。

「テツボク」というのは重く、固い木の総称。

石垣島や西表島に分布したタシロマメの多くは有用な木材として過去に伐採利用され、今では絶滅危惧種となっている。

外国にはまだたくさん生育しているのか、奄美大島の海岸では比較的たくさんのタシロマメの種子が漂着する。

以前にも紹介したが、今年は海岸で拾ったタシロマメの発芽にも挑戦している。

拾ってから1年以上のものでもちゃんと発芽、なかなか発芽率がよい。

発芽した株はこんな感じ。。


今回見ることができたサヤはどうやら西表島で採取されたものらしい。

長さは大きい方で30センチくらい。

種子はすでに抜けた後だったが、くぼみから見ると種子の大きさは3センチくらい、厚さはそんなにないんじゃないかと思う。

花は「白色または淡紅色」だそうだ。

いったいどんな木でどんな花なのか、一度見に行ってみたいものだと思う。