ユズをいただく。2009/11/06 07時03分

ユズをいただく。
我が家の裏からガサガサという音がするので、見に行ってみるとお隣のオジさんがたわわに実ったユズの収穫をしていた。

お隣にはユズの木が何本か植えてあり、毎年大量のユズが実るのだ。

ユズというのは柑橘類のくせに寒冷地でも生育し、また病気にも強いため無農薬で栽培ができる。

お隣のユズも全くの無農薬、無手入れ、収穫のこの時期だけハシゴをかけ、竹の棒を使って乱暴に果実を落としにかかるのだ。

枝には鋭いトゲがあるのでなかなか大変そうな作業。

お手伝いしたいところだが手も足も出せず、だまって見守る。。


木の下にたくさん転がっているユズをいくつかいただいて、ユズジャムを作ってみた。

皮を剥いてこまかく刻み、アレやコレやと手を加えると、甘さ控えめ、ちょっと酸っぱめのジャムが完成。

祭りの夜。2009/11/07 07時36分

祭りの夜。
昨夜から村をあげた盛大な祭りがとりおこなわれている。

むかし昔、この地に隠れ住んだ平家の姫さまと討伐に来た源氏の者の禁断の恋、そしてわかれ。。

そんな悲恋の物語にちなんだお祭りなのだそうだ。

昨夜は姫さまの行列に琵琶の演奏、「祇園精舎の鐘の声ぇ〜」というやつである。

そして激しく舞われる神楽。

広げた弓の間を通れば、無病息災が約束される。

この土日にはいろんなイベントが予定されている。

村民の何倍もの人が、この地を訪れることになるだろう。

宮崎山奥のこの村が一年で最もにぎやかになる3日間なのだ。

秋の夜の夢のごとく。2009/11/08 21時45分

秋の夜の夢のごとく。
土曜、日曜は祭り本番。

祭りの期間、日中は自動車の通行ができないので、二日とも祭りを見たりなどしておとなしく過ごすことに決める。

この土日は天気も上々。

沿道には出店が立ち並び、遠方よりはるばるやってきた観光客があふれかえった。

様々な祭りのイベントもさることながら、このように大勢の人が集まること自体、この地に住むものとしてはとても新鮮なのである。。

そんななつかしき人ごみにまぎれ、様々なイベントをぶらりと見て回る。

有名なひえつき節発祥の地、ヒエをつき、唄う。

コチラ、ゲスト出演の島倉千代子。

ちなみに昨年のゲストは八代亜紀。

毎年ちょっとした有名人がゲストとして招かれるようだ。。


一番のみどころでもある武者行列と郷土芸能パレード。

コチラには相方さんも婦人会で踊りながら行列に加わった。。

平家の姫さまに、、

コワい人。。


かくして年に一度の大イベントは無事幕を下ろし、つい先ほどの人出が嘘のように、夕方にはさみしいいつもの町並みに戻りつつあるのであった。。

淡緑色の神薬びん。2009/11/10 06時49分

最近拾ってきたガラスびん。
このところガラスびんを探す時間があまりなかったのだけど、ちょろちょろと拾ってきてはカゴに放り込んでいるうちに、ある程度まとまった数になってきた。

拾ってきたびんはたいがい泥だらけなので、キレイに洗わなければならないのだけど、どうせ洗うなら一気にたくさん洗いたい。

洗濯物がたまってから一気に洗ったり、とことん散らかってから部屋を片付けたりするのと同じようなものだ。。

そういうわけで、ある程度まとまった数に達したびんを一気に洗い、ここにお披露目する次第。。

まずは地味なエンボスのイカリソース。

派手な方のイカリが出ればうれしいのだが、そうウマくは行かない。。

注目すべきは発見時、なんと茶色のゲル状物質がびんの中に残っていたのである。

およそ80年をかけて超熟成されたソース!!?

期待を込めつつおそるおそる口部の詰め物を取り除きにおいを嗅ぐと、油クサ~い!!

年末に台所の換気扇を掃除するときに嗅いだことのあるにおいだ。。


さてお次は鈴虫のポマードのびん。
なんと、以前見つけた金属製の鈴虫ポマード蓋がぴったりとはまるのだ。

こいつはうれしい!!

こちらは金平糖のびんではないかと思われる。

口の部分が割れているが、これだけ原形をとどめているのを見つけるのは初めてだ。

形からして掛け時計というところだろうか??

さて今回のメインはこちら、神薬。

残念ながら今回も割れているが、よくある青色系ではなく、淡緑色なのだ。

神薬びんといえば青色と相場が決まっているようなものなので青以外のものはとても新鮮に思える。

完品なら家宝にしたのに、、ざんねん。


その他よくわからない小びんや椿油、君が代、ウテナなど。。

最近お宝級の発見が少なくなってしまった。

時間をかけてゆっくり探したいのだが、なかなかそうもいかないのだ。。

秋のホオズキ。2009/11/11 07時17分

秋のホオズキ。
林道脇に人知れずホオズキが生えているところがある。

花屋で売っているような大きなものではなく、ちょっと小振りのホオズキ。

昨年はたくさんの実をつけたのだけど今年はちょっと少なめ。

それでもちらほらと染まったホオズキの朱色は目を楽しませてくれる。


だいたいホオズキなんてモノは夏の時期に切り花として売られていたりすると思うのだけど、なぜかここのホオズキは秋、寒くなった頃にやっと赤くなるのだ。

昨年はこの実を持ち帰り、今年の春になって種をまいてみたところたくさん発芽。

順調に育っているように見えたのだが、とうとう花は咲かず、実も付けず、今は葉を散らせ始めている。

多年草らしいので、来年にはもっと株が大きくなり実をつけるかもしれない。


この写真は10月末のもの、ちょうど紅葉真っ盛りの時期だった。

今ではすっかり葉も落ちて、朱色の実だけがゆらゆらと風に揺れている。