雨の中のイワタケ。2009/11/15 07時10分

幻の食材イワタケ。
雨上がりの朝は気持ちがいい。

空気が冷たくしっとりとして、大きく息を吸い込むとまるで湧き水をごくごくと飲むような清涼感。

うーんさわやか、今日はいい天気になりそうだ~。

、、と思って標高1600メートルくらいのところへ行くと、コチラは前日までの雨がまだ止んでいなかった。。


雨でぬれたチャートの岩場に幻の食材とされるイワタケを見つけた。

イワタケはキノコではなく、菌類と藻類が共生する地衣類のなかま。

でも、どちらかと言うと菌類が主役だろうと思う。。

裏側はご覧の通り真っ黒。

乾燥するとぱりぱりと割れるので雨の日に収穫すると良い。

食べ方は緑色の部分を丹念に洗い落として、酢の物や天ぷらにするのだけど、味は特に無い。。

以前このイワタケをたくさんいただいて持って帰ったのだけど、下ごしらえが大変な上、予想を超える無味。

それ以来見つけてもとらないことにしている。。

落ち葉の中のヒラタケ。2009/11/13 06時12分

落ち葉の中のヒラタケ。
昨日は今週初めての晴れ、、と思っていたら曇りだった。

ひさしぶりの晴れを楽しみにしていたのに、がっかり。。

とは言っても、今にも雨が降りそうなどんより曇り空ではなく、明るい曇り空。

これなら薄暗い森の中に入ってもイヤな感じはしないのだ。。


厚く堆積した落ち葉の中をサワサワと歩いていると、枯れ落ちた木の枝からキノコが生えているのを見つけた。

食べられるキノコ、ヒラタケだ。

ヒラタケと言えば時々スーパーなどで「シメジ」として並んでいるのだけど、これって一種の偽装表示じゃないのだろうかと思う。

なぜ正々堂々「ヒラタケ」と表示しないのだろう??


見つけたヒラタケ、時期がちょっと遅かったらしくブヨブヨにふやけていた。

絞れば水がしたたりそうなくらいで、持ち帰りは断念。

もっと新鮮なヤツがないかと辺りを探してみたが見つからず。

ザンネン。。

黄金発見!?コガネタケ。2009/11/12 06時41分

黄金発見!?コガネタケ。
今週は天気の悪い日が続いた。

雨が続くと、どうも気分が盛り上がらない。

ただ、晴れの日よりも最低気温がだいぶん高く、朝晩も過ごしやすいという点については、なにものにも代え難いありがたさがある。

毎日朝晩だけ雨が降り昼間は晴れ、、というのがこれからの時期の理想だな。。

雨のやみまに外へ出かけると、コガネタケがたくさん顔を出しているのを見つけた。

黄色い粉で覆われた派手色キノコは、まるで大判小判か埋蔵金でも発見したかと思ってしまうくらいだ。。

このコガネタケ、いちおう食べられないでもないらしいのだけど、ウマそうには見えない。

食材というものは、見た目の悪いものの方が味は良いと、たいがい相場が決まっている。

きれいな黄金色をしたコガネタケなどは、どう見てもおいしそうには見えないわけだ。。

晩秋のムキタケ。2009/10/29 06時45分

晩秋のムキタケ。
山の木々が美しく鮮やかに紅葉している。

はて昨年もこんなにキレイだったろうかと、撮りためた写真を見返してみても、今ひとつぱっとしないものばかり。

写真のウデは昨年とたいして変わりないはずなので、やはり今年の紅葉は特別であるらしい。。

そんな紅葉も標高1400メートル以上の場所では盛んに落葉し始め、もはや晩秋の様相。

そして倒木には昨年同様、ムキタケがたくさん生えていた。

ムキタケはちょうど晩秋の今頃に生える、食べられるキノコだ。

特徴的な味があるわけでもないのだけど、せっかく見つけたわけでもあり、年に一度のことだと思ってたくさん採ってきた。

鍋に入れるか、炒め物にでもして食べるとしよう。。


ムキタケは毒キノコのツキヨタケとよく似ているのだけど、区別はかんたん。

半分に割るとツキヨタケには黒っぽいシミがあるのとムキタケは表面の皮がペロリときれいに剥けるという点で区別ができる。

今年はキノコが不作だというのに、このムキタケは昨年と同じ場所、同じ時期に顔を見せてくれた。

春になるとかならずサクラが咲くように、秋が深まると木々の葉は色づき、このムキタケはかならず生えてくるのだな。。

カラカサタケ。2009/10/27 06時53分

カラカサタケ。
先週見つけたキノコ。

名前がわからないので一週間ほどずっと調べていたのだけど、どうやら「カラカサタケ」というキノコらしいと判明。

上品な長い柄に丸くてザラついたカサ、なかなか趣があってかっこいいキノコだ。

見つけたものは高さが15センチ弱くらいだったけど、中には高さ50センチ、カサの径が20センチ以上に育つものもあるそうだ。

そこまで大きくなると、まさにカラカサ!!


我が家のキノコ図鑑によるとカラカサタケは食用には向かないとなっているが、実際はフライや天ぷらにするとウマいらしい。

ただし、よく似た猛毒キノコがあるそうなので、「お前らみたいなシロートが食べるような代物ではない」と我が家の図鑑は主張しているようだ。。

親切だこと。。