壷か甕か。2009/10/02 07時02分

壺だろう。
深い山の谷間から、大きな壺を拾ってきた。

コレ、重さなんと15キロもある!!

口の部分がやけに小さくなっていて、取っ手のようなのがついている。

たぶん酒などを入れて馬か牛の両脇にぶら下げるような形で運ぶのに使ったのではないかと想像。

満タンにすればひとつで40キロくらいになるんじゃないだろうか、、、大変だったろう、これを山奥まで運んだ牛馬は。。。


ところでこういうのって「壺」と言うのか「甕」(かめ)というのか、よくわからなかった。

調べてみると「壺」というのは口の径が胴体の一番太い部分の径の2/3未満のもので、口の径が大きくなると甕(かめ)と呼ぶそうだ。

それならコレは壺で間違いないわけだ。。

じゃあ瓶と壺は、どう違うんだろ???

実は山にはこういう大きな壺の破片がたくさん落ちていて、昔はこういう壺がごく日常的に使われていたことがうかがえる。

しかしなぜか全てと言っていいくらいバラバラに割られていて、今まで山の中で完品と言えるものは全く見つかっていない。

そんな中で、コイツが一番完品に近いモノ。

口の部分が少し欠けているが完全に原形をとどめていて、今なお問題なく実用可能と思われる。

残念ながら自分は酒や焼酎を何十リットルも貯蔵する程の酒豪でも酒好きでもアル中でもないので、ちょっと豪勢な花瓶みたいに使えるのではと思い、苦労して持ち帰ってみた。

もうすぐ十五夜ですからね。。

コメント

_ Shige ― 2009年10月02日 18時43分16秒

これって、常滑焼かもね。
こっちでは甕と呼んでいますが・・・!
昔こんなのにソースなんかを入れて酒屋へ運び込まれていました。
それをオレたちは、家から壜を持って、買いに行っていましたね。

そんなヤツは、底が平らで、下のほうにもう一つ口があり、木栓がしてありました。

_ じょり ― 2009年10月02日 21時21分33秒

確かに、イメージとしては甕なんですけどね。
今度近所の詳しいオジさんに聞いておきます。

常滑焼というのでしょうか??
調べてみると常滑焼の焼酎サーバーというのにコレと似た形のヤツがあるようです。
下に口があると便利そうですね。
ウチのも下に口を作って焼酎サーバーにしてみようかな。。

この甕(?)、たぶん80年くらい前のモノと思われます。
Shigeさんの「昔」にはまだこのような甕が使われていたんですね〜!!

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